キムリアと命の価値と貿易戦争と
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今週のDI室は病院長が持参した新聞記事に衝撃が走った。
そう、白血病治療薬(CAR-T細胞治療薬)「キムリア」の記事だ。
劇的な効果(奏効率約80%)の一方で1回5000万円という「超」高薬価の新薬。
オプジーボの登場時にも「国が滅びる」と揶揄されたが、本剤はそれを遥かに凌駕する。
こんな新薬に続々と登場されたら、わが国の保険財政はまさに「風前の灯火」だ。
※後発品を導入したところで、もう「焼け石に水」かもしれない。
昨今のこの傾向は、ICT(AST)に携わり、かつ現在起業を目指している私にはよく理解できる。
要するに、海外の製薬企業はターゲット層を一般大衆(薄利多売)から富裕 ...