4.薬剤感受性結果の読み方・活かし方
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(前半省略)
≪AMR対策における薬剤感受性検査の工夫≫
①カスケードレポート(cascade reporting)
段階的な報告のこと。診療ガイドラインなどの第1選択薬の感受性結果のみを提示し、第2選択薬以降の感受性結果は必要な場合に限り報告する、という仕組みにすることで適切な抗菌薬使用への誘導を図る。
②抗菌薬の用法・用量の併記
CLSI(M100)では、抗菌薬によってはブレイクポイントに加えて基準となる抗菌薬の用法・用量が併記されており、これを院内で周知することにより、用量不足を回避することができる。
③薬剤感受性スクリーニング検査
感染症治療はもちろん、感染対策においても迅速に ...