呼吸器感染症における炎症の分子病態とその治療戦略
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続いて基調講演2も聴いてみた。
びまん性汎細気管支炎(DPB)に対するマクロライド少量長期投与の効果が認められて以来、免疫調節薬としてのマクロライド系薬の研究は更なる進歩を遂げている。
AZMを発症24時間以内に投与すると、ARDSを改善し人工呼吸器からの離脱を有意に早めたとする報告もあるとのこと。
その他、スタチンやPidotimod(ペプチド様構造の免疫増強剤)の研究や、抗菌作用のない免疫調節作用に特化したマクロライド系薬の開発も進められているそうだ。
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