ブレイクポイントを考える
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教育セミナー5は三鴨先生の登場だ。
前半はCEZの大腸菌に対するCLSIブレイクポイントの「迷走」劇の真相について。
M100-S19 ≦8 16 ≧32 ※左からS・I・R
M100-S20 ≦1 2 ≧4
M100-S21 ≦2 4 ≧8
急激にBPを引き下げた(8→1μg/mL)ことにより耐性株が増加したため、修正が加えられている(1→2μg/mL)。
ただし、大腸菌のMICは年々高くなってきており注意は必要。
尿路感染症に関しCEZと第3世代セフェム(CTRX)で治療効果に有意差はなかったとする報告もある。
よって、用量に注意すれば依然CEZの有用性は高いと考えら ...