2016年8月のコラム その2 ~プラザキサとCAMのなぜ~
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2016年8月の「薬局にソクラテスがやってきた」その2P-gpの典型基質薬と阻害薬。例外的な組み合わせ。
【第67回】
2016/8/9 「トランスポーターが関わる併用禁忌を押さえよ! 」
「基質薬のBAや、P-gp阻害薬と基質薬の排泄経路の組み合わせによって、どの臓器のP-gpに起因するのか推測可能なのだ」には、もちろん例外もある。
プラザキサのBAは6.5%で、腎排泄型の薬剤だ。これとクラリスロマイシンを併用すれば、理論的には、強力なP-gp阻害薬であるクラリスロマイシンが小腸のP-gpを主に阻害することになる。が・・・
<プラザキサの相互作用>
併用禁忌: ...