薬が効かない細菌に対する新しい薬の開発状況と問題点
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最後の講演3は舘田一博先生(東邦大学)。
世界的に耐性菌は深刻な時代を迎えており、わが国も無縁ではいられない(エボラ出血熱やデング熱の流行は記憶に新しい)。
そんな中、「悪夢の(ステルス型)耐性菌CRE」の出現。
そういった耐性菌が健常人の腸内に定着し、世界中に拡散される。
ワンヘルス(人畜共通)のアプローチが必要。
市場原理に任せていたら抗菌薬の開発は進まない状況。
そこで米国では、「The 10 X '20」のキャンペーンとGAIN法(抗生物質補助金創出法)の制定で創薬を後押し。
日本でも、関連6学会が共同で耐性菌感染症に対する創薬促進の提言が出された。
また、来年の「伊勢 ...