2016年度診療報酬改定に向けて~財務省が考える改革案②(調剤報酬について)
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前回に引き続き、今回も、平成27年10月30日、財務省の財政制度等審議会財政制度分科会が示した、2016年度診療報酬改定に向けた改革案についてまとめます。
今回は後半、調剤報酬についての部分です。
保険薬局の果たすべき役割を踏まえた、「ゼロベースでの構造的見直し」として、
調剤基本料の「特例」の対象拡大・さらなる点数の引き下げ
後発医薬品の数量シェアが低い場合は減点
調剤料の大幅な引き下げ・日数によらない定額化
一包化加算の大幅な引き下げ・日数によらない定額化
などが提示されています。
正直、これがこのまま採用されてしまうと、経営が成り立たなくなる薬局も多く出てくるのではないかと思います。 ...