微生物の検査の進歩 -感染症診療に与えるインパクト-
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第1会場(能楽ホール)に移動し、教育講演3に参加。
1.菌血症の迅速検査
遺伝子分析(血液検体より可能)は、迅速(4~5時間)な反面コストも陰性率も高く、費用対効果の点で難あり。質量分析(血培陽性検体より)は従来法より1日早い。コストは割高だがトータルでは軽減可能。ただ、耐性菌は検出できない。複数菌感染の検出も苦手。
2.感染症治療への貢献
消化器感染症の起因菌検出はその候補の多さから困難だったが、LuminexR 診断キットで同時検出が容易になった。遺伝子検査(全自動拡散抽出装置やジーンエキスパートなどが紹介された)の積極的応用も模索されている。
3.今後の展望
様々な新手法が紹介され ...