■甘草による低カリウム血症に注意!!
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甘草は、マメ科ウラルカンゾウなどの甘い味がする生薬です。 医療用漢方エキス製剤のおよそ7割に甘草が配合ざれています。 配合されている甘草の1日量は、1.0〜8.0g(グリチルリチン酸40〜320mg相当)です。 特に2.5g(グリチルリチン酸100mg)を超える製剤については、低カリウム血症を発現しやすくなるので注意が必要です。 使用期間と発症の間に一定の傾向はありませんが、3ヵ月以内の発症は約40%です。 統計では、男:女=1:2で女性の発症が多く、低身長・低体重など体表面積の小さい人や高齢者に生じやすいとされます。 初期症状として、手足の痺れ・筋肉痛・全身のだるさ・疲れやすさ・脱力感など ...