月刊ブログ 田舎の地域医療を志す薬剤師(2015.4)(薬は適切に使われなければ意味がありません)
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先日から2例立て続けに、外用剤の気になる処方がありました。
1例目90代 女性Rp フルティフォーム125エアゾール120吸入用咳喘息疑いにて入院中に開始され、私が吸入指導を行いました。カルテを見た瞬間嫌な予感がしました。認知症と書いてあったからです。「認知症の患者さんに新規で吸入剤の導入?何考えてるの?でも、認知症にも段階があるから、導入できるかもしれない。」半信半疑というよりは、9割方疑って指導に行きました。何度か指導しましたが、案の定…何とか咥えてもらうことはできたものの、自分での噴霧はできず、私が、「息を吸ってください」と言って噴霧するも、同調できず、口の中に薬剤が白くもわもわっ ...