■低アルブミン血症患者に25%アルブミナーを投与後にラシックス(フロセミド)を投与するのは、なぜ!?
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アルブミンは、正常人血漿蛋白の約60%を占める最も多い蛋白で、血漿膠質浸透圧の醫亊に寄与しています。25%アルブミナー50mlは、人血漿アルブミン濃度を4mg/mlとすると約6倍に濃縮されており、投与することにより、血中の膠質浸透圧を高めて組織中の体液を血管中に移行させます。その結果、循環血漿量を正常化します。血中アルブミン値が低いと浸透圧を保つために血管内の水分は、血管外へ移行します。そこにアルブミナーを投与すると血管外に移行していた水分は、血管内に引き戻されます。さらに利尿左葉のあるラシックス(フロセミド)を投与することによって、腎尿細管での再吸収が抑えられ、膠質浸透圧が上昇し、効率的に浮 ...