■感染経路別予防策≪空気予防策・飛沫予防策・接触予防策≫
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≪空気予防策≫空気感染は、直径5μm未満の飛沫核が、長時間空中を浮遊することにより伝播し、咳やくしゃみ、会話、気管吸引などの処置時に感染します。空気予防策が対象とする主な感染症は、「麻疹」「水痘」「結核」です。空気予防策は、患者配置と換気により空気の流れを管理し、個人用防護具により吸入を防止します。空気予防策のために、医療従事者及び患者が使用しなければならないマスクは、『医療従事者がN95マスク』『患者がサージカルマスク』です。吸入の防止のため、医療従事者は、0.3μmの微粒子の吸着が可能な「N95マスク」を着用します。一方、患者さんには検査や処置などで病室外に出る際には、「サージカルマスク」 ...