プレタールの漸増?
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プレタールの副作用と漸増
またPDEⅢの分布は、シロスタゾールの副作用の理解にもつながる。
主作用の抗血小板作用は出血リスクに、心筋でのPDEⅢ阻害は心拍数の増加と動悸などに、また血管平滑筋での血管拡張作用は頭痛や顔のほてりになどにつながる。
添付文書によると、シロスタゾールはうっ血性心不全の患者には禁忌であり、投与前に狭心症の症状がないか問診を注意深く行うよう警告がなされている。
頭痛や動悸といったシロスタゾールの副作用は忍容性を低下させる一因であり、服用初期に生じやすいという特徴がある。
これを回避する方法として、用量漸増レジメンがある。
これは、徐々に体をシロスタゾールに慣らしていくこと ...