ルプラックはなぜ抗アルドストテロン作用を有することができたのか?
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安心処方サーチ実践例(2014年11月25日)監修第76回 ループ系利尿薬で女性化乳房の報告のあるものとないもの 今回はその補足を。
副作用サーチでルプラック(トラセミド)に女性化乳房の副作用があることがわかり、先の実践例の最後に次のように書きました。
「女性化乳房の報告のある利尿薬では、カリウム保持性利尿薬のアルダクトンAが有名です。そういえば、ルプラックもループ系でありながら、弱いながらもカリウムを保持する作用があります。その点が関係していたのかもしれません」
ルプラックといえば、ループ利尿薬でありながら抗アルドステロン作用を併せ持ち、かつ長時間作用と、二つの利 ...